2019/07/12 16:00


日本古来の“木版染め”と“型染め”の伝統を守り、

ひとつひとつ心をこめて染めの技法を継ぐ《藤本染工芸》

目にも美しい色使い、そして代々引き継がれる伊勢型紙を用いた様々な紋様は

藤本染工芸にしかない手仕事ならではの温もりを感じることができます。


夏の涼を美しく、日常使いで楽しめる藤本染工芸の

日傘や扇子などを数量限定にて 今月7月31日迄の期間限定販売をいたします。





工房では着物帯から木のお弁当箱まで、

さまざまなものに染色を施す高い技術と伝統美のある模様と配色は、

染色コンクールでの都知事賞、通産大臣賞受賞など高く評価されています。

 

藤本染工芸の当代、藤本義和さんは伝統工芸技術保持者であり、

木版染めの技術に関しては国内でも数えるほどしか残っていない貴重な職人のひとりなのです。




職人紹介【藤本義和】

石井孫兵師に師事。江戸小紋の技術を学ぶ。

独立後、独創的な創作着物で染色コンクールにて

東京都知事賞、通産大臣賞など数々の賞を受賞。

現在も木版染め・型染めを中心とした伝統的な染め技法を踏襲しつつ、

常に新たな挑戦を続けており、他にはない独特の美しい作品には多くのファンを持つ。

 






 


手染めのぬくもり感じる美しい色彩は唯一無二

日傘には“綿紅梅”という太い糸と細い糸を格子状に織られた涼感を感じる綿生地が用いられており、

美しく手染めされる模様や色彩と相性合う綿紅梅生地は やわらかく優しい印象を楽しませてくれます。

またUV加工も施されているので機能面も安心です。


傘の柄は 竹を用いており、それぞれの竹の節の表情や色身が異なる点も趣があります。

また軽く扱いやすい点もおすすめです。

洋装、和装ともに華をそえてくれる日傘は 持つ人の姿を魅力的に見せてくれます。


 
 



ぼかし染めが美しいシルクストールは

色のグラデーションがとてもやわらかく手染めならではのぬくもりを感じます。

まるで羽衣のような仕立てがとても素敵な一点です。





上段:型染めとぼかし染めの技法で紫色のグラデーションが美しく染められた気品ある絹の扇子

下段:木版のやわらかな模様と濃淡が美しく染められた綿絽の扇子はとても涼しげです


 


工房には数え切れないほどの型が大切に保管されている

木版染めに用いられる版木は手のひらに収まるほどのサイズでとても年季が入り綺麗な艶が出ていました。

古来より長い年月を経て継がれた木版染めの技法は、

正倉院宝物に裂地が納められていたことからもこの手仕事技術の歴史の長さも感じられます。





 木版染めの原点でもあるインドネシアで使用されていたバティックという版が工房には飾られており、

大胆な柄やエキゾチックな模様は異国風であり、のちに日本の染物に多大な影響を与えるものとなります。



 

伝統を継承しながらも、現代のスタイルに提案された藤本染工芸のアイテムをぜひ取り入れてみませんか。手仕事ならではのぬくもり、素材の風合いもぜひRinで触れてお確かめに来てください。