2020/10/27 16:16

2020年11月2日(月)~11月30日(月)まで

茨城県伝統工芸品の魅力を月毎にシリーズでお伝えしていきます。
今回は「水府提灯」をご紹介します!

提灯の歴史

提灯の起源は室町時代まで遡り、中国からもたらされたと言われています。

当時の役割としては仏具として扱われ、現在のように折りたためることはなかったそうです。

江戸時代中期以降になるとロウソクが大量に生産されたことから、軽くて携帯できる灯りとして、

また室内照明具として一般的に普及されていきました。

 

水府提灯とは

江戸時代に水戸藩士の下級武士によって作られた提灯は、やがて江戸の町の灯りとして用いられてきました。

水府とは水戸の別称であり、日本三大産地の“八女提灯”“岐阜提灯”とならぶ重要な産地となります。

特徴としては、螺旋状に竹ひごを巻き上げる通常の提灯とは違い、竹ひご一本一本を輪にして、糸を絡めていく製法で作られています。

このように作られた水府提灯は質実剛健で堅牢性が高いと言われます。



現代へと灯りを継ぐ

生活様式の変化と共に現在では水府提灯を継ぐ職人は少数となってしいました。

その中でも「鈴木茂兵衛商店」さんは、今のくらしに対応できる提灯づくりに励み、

“灯りのやさしさ”、“かたちの美しさ”など、提灯ゆえの魅力を追求し続けています。

「灯り」としての用途性はもちろん、同時にインテリアやオブジェとしても

多様的で魅力ある提灯が豊富に揃っています。



【鈴木茂兵衛商店】ー慶応元年(1865)創業ー

伝統を継承するために.....

『伝統的な技法に加え、LED電球の採用、室内でも扱いやすい置き型提灯の開発など

くらしの中でユニバーサルに使える安心・安全な提灯をご提供できるよう時代とともに変化を遂げています。

また、先人たちが残してくれた技術をしっかりと受け継ぎ、次世代へと「技と魅力」を伝えていきたい』

伝統を守りながら新たな挑戦をしていく、鈴木茂兵衛商店の活躍に目が離せません!


鈴木茂兵衛商店のホームページはこちらから


Rinでは、吊り下げても置いても使えるICHIGOシリーズと、ちょっと珍しい提灯かんざしなどを
ご用意しております。オンラインショップでもご購入いただけます。



 

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