2020/11/27 15:45

2020年12月1日(木)~12月28日(月)まで

茨城県伝統工芸品の魅力を月毎にシリーズでお伝えしていきます。
今回は「八溝塗」についてご紹介!


くらしに寄り添う『漆』

漆器と言うと少し特別な存在としてハレ(晴れ)の日に用いられるようなイメージのかたも多いと思いますが、

漆の起源は縄文時代と言われ、日本人は長い間、漆と共に寄り添って生活をしていたことが分かっています。

なぜ、それほどまでの長い間この日本で愛され、現代にまで受け継がれてきたのか…


まず、第一に漆を扱う条件として日本の風土が適していたということもあります。

漆は湿度7585%、気温2030度で乾く性質であることから、日本で発展する条件として欠かせなかったわけです。

何よりも、漆の深い色合いと透明感のある美しい艶は、いつの時代も人々を魅了していたことが想像されます。

しかし、国内で使用される漆のうち、国内産はわずか3%たらずという、驚きの少なさ…というのが現状です。



本の漆を守る

国産漆の生産量が最も多い岩手県“浄法寺漆”に次いで、二番目に生産されているのが茨城県大子町産の“大子漆”であります。

大子漆は圧倒的に透明感が高く、上質な美しい艶が最大の魅力であり、漆の中でも良質とされていることから、輪島塗や春慶塗などにも用いられているなど非常に重宝されているのです。

 

良質とされながらも、漆搔き職人の後継者不足という現実問題に直面し、危機感を感じて立ち上がった会社があります。

有限会社ウェアウッドワーク」は1996年に設立され、最高品質を誇る大子漆を100年先の未来に伝えるため、漆器ブランド『器而庵』を2010年よりスタートしました。


取り組みとしては、10年ほどかけて苗木から漆を育て、採取、精製、さらに良質な木材から木地づくりをするなど一貫した作品づくりがあります。 そこには、後世に漆という伝統を残したいという強い想いを感じます。

 

漆器には優美さだけではなく、日常で臆せず使えるほどの堅牢性にも優れ、防水性や腐食性にも強いことから、使うことで日常のお手入れになるということです。

また、年月とともに生まれる奥行きを感じる光沢や色合いの変化楽しめるのも魅力の一つではないでしょうか。

日々のくらしに寄り添って使える“Myお椀”を見つけて、長い年月をかけて育ててみるのも、愛着が湧いていいですよね。日本人には、お味噌汁などの汁物は欠かせませんから、長く愛せるお椀をぜひRinへ見つけに来てください。



【株式会社ウェアウッドワークのホームページ https://www.tsujitohru.jp/shop/index.html】 


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