2021/01/26 16:03
販売期間:2月1日(月)~3月23日(火)まで
茨城県伝統工芸品の魅力を月毎にシリーズでお伝えしていきます。
今回は「西ノ内紙」についてご紹介!
古来から伝わる和紙の原料”楮”(こうぞ)
和紙は温かみのある表情に加えて手触りは柔らかくぬくもりを感じることができます。
現代もインテリアや内装・ステーショナリー・日用雑貨などに幅広く活用され、生活のさまざまな場面で用いられています。
とても繊細そうにみえる和紙ですが意外と丈夫で長持ちすることも魅力の一つと言えます。
それを表すのが、正倉院に保管されている約1300年前の美濃和紙を使った戸籍が現在も残っています。
使う原料や漉き方、保存環境にもよりますが、それほどの年月を経ても現代に残されている、そんな和紙ってやはり素晴らしいですよね。
実は茨城県で栽培される楮は、日本の中で最も良質とされています。
そんな和紙の原料である、”那須楮”の栽培から行っている、茨城県北部の常陸大宮市に工房・店舗を構える西ノ内紙『紙のさと』ついてご紹介していきます。
1970年に創業した『紙のさと』では、伝承技術の手漉き和紙を今も職人の手によってつくられています。
原料に必要な”那須楮”は自家栽培され、収穫をしたのちに楮を蒸して皮をはぎ、奥久慈川の清流につけて繊維を柔らかくさせます。
その後も、さまざまな工程を経てから、叩きほぐすと繊維は綿のようにふんわりと仕上がり、上質な和紙の原料ができあがります。
そもそも楮とは、クワ科の落葉低木の植物で繊維が太く長くて強靭なので、和紙の原料の中では最も丈夫なため障子や表具用紙などに用いられることも多いです。
しかし、日本での生産量は急激に減少しているため、国外の楮に頼らざる負えないのも現状問題として挙げられます。
日本を代表する茨城県の和紙
そういった中でも、西ノ内紙の原料である”那須楮”は主に常陸大宮市と大子市の山間部で生産されるため、特有の寒暖差によって絹のようなきめの細かい最高品質の和紙ができると言われています。現在では、美濃和紙や越前和紙の原料としても用いられるほどとなっています。
また、奥久慈川の支流からひいた清流も西ノ内紙を作るうえでは欠かせません。
このような条件が重なり豊かな自然の恵みと、伝統技法を守り継いできた人々のひたむきな情熱感じることができます。
東京五輪の賞状の紙の原料として使われるのも茨城県産の”大子那須楮”ということで、茨城県の和紙は日本を代表する産地となっていることが分かります。
今回Rinでは、『紙のさと』から届いた西ノ内紙のペンケースやポーチ、お財布、はたき、ハガキなどかわいい日用雑貨が並びます。
もっと身近にに和紙グッズを取り入れて、和紙の奥深さを再発見しませんか?
【西ノ内紙 紙のさとホームページ http://www.kaminosato.com/】
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