2021/01/26 16:08
販売期間:2月1日(月)~3月23日(火)まで
茨城県伝統工芸品の魅力を月毎にシリーズでお伝えしていきます。
今回は「水海道染色村きぬの染」についてご紹介!
豊かな自然から生まれた友禅染
茨城県には結城紬だけではなく、染物の技術も伝承されてきました。
昭和36年には、さまざまな染物の手法を維持発展させるために120名ほどの染色家が集まり染色村が誕生します。
そこに工房を構え40年、現在も精力的に活動をつづける染色作家「石山修」氏の作品の魅力に触れてみます。
京都でろうけつ染めを3年経験したのち、東京で友禅染を7年学び、茨城県の雄大な自然に惹かれ、35歳で茨城県常総市に工房を構えました。
工房の周りには生命の息吹を感じるような草木などの植物や、生き物が活動するエネルギーがあふれていて、それらの観察が作品の源となっています。
躍動感のある、大胆で鮮やかなタッチはさまざまな生命のうごめきを、独自の染物を通して表現されています。
染物の対象は着物や帯以外にも、ランプシェードにトートバッグ、ストールなどの多数のアイテムを手がけ、さらに茨城県伝統工芸品の「結城紬」や「西ノ内紙」とのコラボで地域の活性にも健闘しています。
存在感のある作品はインテリアとして飾ったり、ファッションとして身につけたりするだけで、精彩を放ち、活気ある印象へと変貌させてくれるような不思議な力を感じます。
茨城県へ移住したからこそ、出会えた自然を愛で、いつもと視線を変えて観察をする、この日々の営みが石山氏の作品作りの原点となっています。
Rinではカジュアルでオシャレに持てるトートバッグや、マスク、ブックカバーなどを、店舗・オンラインにて販売しております。
【石山染色工房ホームページ http://ishiyamaosamu.com/】