2021/07/13 12:36
\8月31日(火)までの期間限定&数量限定にて販売中!/
日本の山々で育った 欅、桜、水目、檜、栃、楢の計6種類の木材を使い、
自然素材の本来の美しさを“五感”で楽しんでもらうために
職人が技と想いのすべてを込めて作ったオリジナルブランドの
木製グラスシリーズ 【IPPONGI】より《深緋-Kokihi-》タイプをご紹介致します。
どうやって作られたものか、どんな想いや取り組みがなされているアイテムなのか
生産の裏側のお話も最後に書いてありますのでぜひお読みください。
自分だけの ちょっと贅沢なワイン時間や
ワイン好きな方や 山が好きな方へのギフトとして とてもオススメ!
またこれからの季節、グランピングなどオトナのお洒落なアウトドアにもぴったり。
温冷対応しているので 秋冬はホットワインもお楽しみ頂けます。
木製なので 落としてもガラスのように割れず、
表面全体にナノコーティングが施されているので ステイン・色移りする心配もありません。
木の種類によって色や質感、ほのかな香りも様々。
木目の表情もひとつとして同じものがなく、まさに五感が刺激されるようなグラスです。
今回は 《山中漆器》という日本四大漆器の産地にて
長年木地づくり一筋、毎日毎日何十年も木と向き合ってきた【木地師】の匠頭漆工さんによる
IPPONGIシリーズより[深緋 (KOKIHI)]をご紹介します。
IPPONGIとは?
①【一本樹】
一本の“木”から切り出した木という自然そのものの魅力、そしてその力強い美しさを引き出す技術との融合を魅せる
②【一本気】
純粋で混じりけのない自然の尊さを一途に伝えていこうとする心持
「森林に守られ、共存してきた日本だからこそ、今改めてその“木”という存在に向き合いたい。」
そんな職人たちの純粋な想いが込められたIPPONGIシリーズは なんといっても大胆な木目が美しい。
そしてシンプルなボウルの曲線と、極細のステムのバランスが絶妙。
毎日木を向き合ってきた職人だけが知っている木の魅力が
職人によって《カタチ》にされた、というような印象を受けます。
光にかざすと光が通るほどの薄さに仕上げられており、
リム(飲み口)の厚さがとても薄く ワインや日本酒など お酒のなめらかさをスムーズに味わうことができます。
またグラスの中を覗いた時に 木目がゆらゆらと映るのも楽しいポイント。
それぞれの形で6種類の木(欅、檜、桜、水目、栃、楢) が選べ、
全30パターンの中からお好みのグラスをお選び頂けます。
( ※深緋以外のかたちは Rinショップページから御覧くださいませ )
作り手の紹介
左:二代目 久保出 章二 氏 右:三代目 久保出 貴雄 氏
木のスペシャリスト 《 木地師 》 とは?
日本4大漆器産地のひとつ、石川県加賀市は【山中漆器】の産地として
400年を越える歴史をもった伝統工芸品であり、今日も私たちが身近に使っている日用品でもあります。
山中での漆器生産プロセスは 以下のような分業制が取られており、
どれも知識、技術、経験、忍耐などが要される 体力的にも大変な仕事です。
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① 山を歩き回り、木を選別し、伐採し 山から木を下ろす山師
② 様々な木材を仕入れて 取り揃える木材市場
③ 市場から丸太を仕入れて製材、加工しやすい状態にする荒挽き師
④ 粗挽きされたものを商品の形に仕上げる 木地師
⑤ 塗師:下地職人、塗師(上塗り)、蒔絵師
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この④にあたる仕事をしているのが
今回ご紹介する【匠頭漆工(しょうずしっこう)】さんです。
分業制であることから木地師の存在は埋もれてしまいがちですが
木が本来もっている美しい杢目や優しい肌触り、自然を感じる香りなど
「木の良さをもっと多くの人に伝えたい」という職人たちの想いをカタチにする数々のブランドやプロジェクトに取り組んでいます。
*【木地】とは
漆を塗る前の無垢状態の木製品のことを指し、
山中では 木地挽物(きじひきもの)と呼ばれる技術を用いて 轆轤のように回転する機械に木を固定し、
鉋をつかって繊細に木を削りながら カタチを作り出し、
漆師たちが漆を塗れる状態になる前までの大事な原型部分の加工を担います。
山師、そして木地師。
限りある資源の大切さと 100年先の森を守る取り組み
《木地師》である匠頭漆工で使われる木は《山師》によって石川県や福井県などで伐採された木材を使用しています。
しかしながら近年この“山師不足”が深刻な問題となり国産木材そのものの数が市場から減少傾向にあります。
山中を歩いて状態の良い木を見つけ、木を刈り出し、山から木を下ろすという
とても体力が必要で 時に命がけにもなる仕事にも拘らず 外国産木材の市場価格動向の影響を受けたり、
経済や住宅事情などその時々の時代の影響を受けやすい性質もあることから
本来の価値よりも 市場買取価格が低くなったりすることが多く
「仕事内容にしては 利益の割が合わない」などからの廃業、若手不足・人手不足が問題となっています。
木を伐ることがネガティブに捉えられることもありますが
木を伐らないことが 必ずしも良いことではありません。
生い茂った山や森の中へ 日光を入り易くするための間伐など
日本の山を健康な状態で 守っていくために人間の手、山師が絶対に必要であり、
そのためには産業全体での価格の見直しや
私たち消費者も 商品の本当の価値や、どうやって作られているのかなど
生産背景をより理解して 買い物をしていく必要があるかもしれません。
木と共に暮らす限り、
どこかで苗木を育て未来へと続く森を守り、私たちの生活へと届けてくれる人々の存在を忘れずに過ごしたいですね。
目の前にある、ひとつの木のグラスが
これだけの人の手や努力によって作られたものなのか少し分かるだけ
これまでと違った世界が見えてくるような気がしますね。
この木のワイングラスで呑みながら
お友達やパートナーさんと日本の山について 話してみるのもいい機会かもしれません。
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―店舗情報ー
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